終わっていくという救い

 

もうすぐ22歳になる。

 

ここ2年ほど、

外に居場所を求めては失ったように思う。

 

そばに居るためだけに

そばに居ることはできないらしい。

 

変わらないはずはないと知っているし

変わらなくちゃとは思っている。

だけど、変わらずそばにいることを

いつだって望んでいた。

 

変わって、終わっていくことが、こわい。

 

綺麗な思い出なんかいらない。

今そばにいなくちゃ

これからもそばにいなくちゃ

なんの意味もないと思う。

 

 

 

 

 

この1年で、すっかり弱くなってしまった。

 

不幸を避け続けることが幸せへの近道ではないと

言っていたわたしは一体どこへ。

 

今はもう、何もいらないから

そっとしておいてほしい。

 

続きを望んだものの終わりを見たくない。

 

 

 

 

 

恋をしかけている。

だけどこれは叶えなくていいやと思うと

少し楽でいられる。

終わりの見えるものは救いだ。

 

続きを望んだものが終わっていくことと

分かっていて終わっていくことは

全く違う。

 

終わってほしくないと思わないで済むように、

終わりを自分で作っている。

 

4月まで待てばちゃんと終わりが来るから

これ以上はないから

大丈夫。

 

手に入らないから

失ったりしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

寂しい人間を作ってしまってごめん。

わたしを幸せにする責任はわたしにあるよね。